2007年10月17日 (水) 21:17 | 編集
お久しぶりです。またもや更新が一月も空いてしまい、左欄の月別更新回数も順調に尻すぼんでおりますが、やる気が萎えている訳ではありませんよ。(ただ、右欄の「週イチペース」ってのは、さすがにもう変更した方がいいですね。笑)
幾つかの仕事が同時進行になる事くらいどなたにとっても普通の事でしょうが、僕の場合すぐに切羽詰まってしまうのが悪い癖です。せめてブログを書く気持の余裕くらい、常に持っていたいものだと思うんですけど…。
ところで、先日校了した仕事は、高校生向けの副教材。ページ数は少ないですが一冊通してのイラストを描く時は、カバーイラストを描く時とは違う神経を使います。
飽きっぽい性格の僕の場合、モチベーションをあげる為に、過去と全く同じテイストになるべくならない様に、編集者さんやデザイナーさんと相談しながら絵柄を作っていく事になるので、今回の様に一冊通してとなると、数十点のカットを仕上げていく課程で手が慣れていき徐々にテイストが固定されてきます。
また当然、大方描き終えた段階で全体を見渡し、手直しを入れていく事になります。ところがそれが、後半に行くにつれ良い感じになった場合は最初の方を同じように直せば良いのですが、最初の方に描いたやつの方が良かったりすると、同じ手直しでも頭の切替えが大変だったりするので、こう言うやり方も一長一短だなと思ったりしています。
とまあ脱線はこれ位にして、その教材は歴代の大科学者の業績と最新の研究者のレポートなどを編集し、高校生に科学に対する関心を持ってもらおうと言う主旨(だと思う)の内容だったので、今回のエントリーは、校了直後に読んだ、僕のブックマークには珍しい理系ブログの中から気になる記事をピックアップすることにしました。
「松浦晋也のL/D」10月15日のエントリー。
>科学への貢献・国際社会への貢献等と言う崇高な理念「だけ」では、巨額を投じる
>に納税者の支持を得ない。
例えば天文学を不要不急の学問と思っている人は今も多いです。
しかし実際には、緯度経度を定め、天測による航法を可能にし、時刻を定め、度量衡の基本となり、核物理や相対論の基礎となる観測結果を得たのは、天文学です。
今や、量子力学と相対論なくして生活が立ちいかないのはご存知 ですよね。量子力学なくして半導体デバイスはありえません。また、 GPSは相対論的な補正をしてはじめて正しい位置を測定します。
天文学ほど実用に役立った学問はないとすらいえるかもしれません。
かつて世界を制したイギリスには、今も人口比で日本の10倍の天文学者がいるそうです。
今、世界を牛耳っているアメリカが、基礎科学にがっちり投資しているのはご存知のとおりです。
一見不要不急に思える基礎科学は、長い目でみるともっとも実用的な科学でもあり、国の繁栄の土台となるものなのです。
なるほど。解らない事を知りたいと言う欲求は人間だけに与えられた才能ですもんね。
僕は今日の食い扶持ばかりを心配してこれまでやってきましたが、今はこの仕事を始めてから一番と言っていいほど環境に恵まれています。ただ、その環境に甘えず絵描き人生の基礎研究を怠らないようにしようと、今日は感じた次第です。
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子供の頃、僕の宿題アレルギーは相当なものだったので、小三にして学年末に補習をさせられる始末でしたが、親がどっさり買い与えてくれた学研の図鑑シリーズのお陰で、国語・理科・社会のテストだけは高校受験前まで困った経験がありません。たぶん、絵を模写するのが楽しくて知らず知らず隅々まで読み込んでしまったからだと思います。
親もそんな雰囲気を察してか、中学になると「ニュートン」を定期購読してくれ、これも(主にイラストを)熱心に見ました。すべからく、今回の仕事にも役に立っています。ありがとう、お母ちゃん(笑)。
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